Iビザ更新時の面接官

「ということは、あなたはフリーランスなんですね」
という罠質問に、内心目が点になりました。
だって、これは明らかに罠です。
私の知る限り、アメリカのビザに『フリーランスビザ』なんて存在しません。しかも勤めている(ということにしている)会社の推薦状やビザ更新依頼書等、全ての書類を提出しているのに「フリーランスなんですね」なんていう質問を、こともあろうに政府のお役人が口にするとは。
そこまでしてビザを取らせたくないという姿勢は一体何のためなんだろう?
確かに身分を詐称してビザを取得しようとしたり、ウソの結婚でグリーンカードを取得しようとしたりする人が後を絶たないのは事実です。でも、はなから罪人(?)扱いするのはいかがなものか?

「いいえ。そこのレターヘッドで推薦状を出している会社で働いています」
面接官の手にしっかりと握られているフォルダーに入っている書類を指差して返事をすると、「オーイエス」と面接官。少しリラックスした表情になりました。
確かにこれが彼らの仕事なんだしな、とは思いましたが、何がなんでもまず疑ってかかる、という姿勢はあまり愉快なものではないですよね。
御陰さまでなんとかビザの更新はできましたけれど、この不愉快な経験がきっかけで、やっぱりグリーンカードを申請したい、と強く願うようになりました。
5年に一度、面接官と渡り合わなければならないのかと思うとげんなりしたんです。確かにIビザさえあれば、米国内での身分は一生安泰。でも海外との行き来をするためには、5年に一度日本でビザを更新しなければならないからです。でも、グリーンカードさえ手に入れば、この先身分は安泰だし。
でも、このグリーンカードの取得が最難関なんです。

次回はグリーンカードについてです。
posted by CHARA at 11:51 | Comment(0) | ジャーナリストビザI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ビザ面接官

Iビザを取得した時は、用意した書類と簡単なフォームを記入し、知り合いに紹介してもらった日本の旅行代理店にお願いしてあっさりとビザ取得。弁護士すら通さずにうまくいきました、
ところが問題だったのは5年後の更新の時です。
日本に帰国後米国領事館に出向き、指定された更新申請書類を提出しました。通常これで何の問題も無く更新許可され、予定通りにアメリカに戻れるはずだったんです。

領事館の待合室で順番待ちをしていると、何番から何番までの方は列に並んでください、と呼び出されました。
言われた通り大人しく列に並んでいると、窓口の係の人はほがらかなアメリカ人おじさん。
ニコニコと対応し、次々と更新やビザを許可された人が列から離れていきます。
あー良かった。
別に私のケースに問題はないはずだけど、やっぱり面接官は優しくて話がわかりそうな人がいいもんね。

私の前の人の面接が終了し、さあ私の番だわ、と思った瞬間、ほがらかなおじさんが席を立ち、窓口から去って行きました。

ええー。ちょっと待ってくださいよー。
話が違うじゃないですか。

あぜんとしている私の眼前に現れたのは、ものすごっっっっっっっく気難しそうなアジア人のおじさん。しかも日本人ではないようで、隣りの面接官と英語で会話しています。

何もよりによって、私の順番からこんなこわそうなおじさんに交代しなくても……。
がっくり肩を落としていたら、ものすごっく機嫌の悪そうな顔つきと声で『次の人』と呼ばれました。もちろん英語で。
おそるおそる窓口に近寄ると

「あなたはIビザを延長申請しているんですね」と訊かれました。

「はい」

「ということは、あなたはフリーランスなんですね」

……はっ?

コレ、多分面接官の罠です。
なぜなら、Iビザはその申請と延長の簡単さから別名『フリーランスビザ』と呼ばれていて、知り合いの会社にお願いして書類を用意し、働いても居ない会社の記者だと偽ってビザを取得する人が後を絶たないからです。
とか言って、私もそれと変わらなかったんですが、そんな罠にはまったら大変です。ビザ没収で入国許可も取り消し。もしかして当分米国には入れないハメになるかもしれません。

長くなったので次回に続きます
posted by CHARA at 11:10 | Comment(0) | ジャーナリストビザI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Iビザ取得

Hビザが切れてしまった6年目。
彼氏に結婚を申し込んで断られ(ヒドい)、ゲイ友にも結婚をケられ(ショック)、もうにっちもさっちもいかなくなった頃。
とある知り合いの出版社社長さんとランチに出かけました。
もうビザが切れるので、このままだと日本に帰国しなくちゃならなさそうなんです。と話をもち出したところ、
「あ。そうなんですか?それならIビザを取ったらどうですか?」
ととても気軽な調子で言われました。
その頃の私はHビザのことで頭が一杯で、Iビザなんて見た事もきいた事もありませんでした。

さて。
一般にジャーナリストビザもしくは報道ビザと呼ばれるIビザですが、どんなビザなんでしょう?

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米国で報道活動に従事する外国人ジャーナリストおよび報道関係者は、ビザを取得する必要があります。ビザのタイプは、「I」です。報道関係者はビザ免除プログラムを利用してビザ無しで渡米することや、B-1短期商用ビザで入国することはできません。ビザを持たずに、あるいはB-1ビザで入国しようとした場合、移民審査官に入国地で入国を拒否されることになります。

報道関係者 I ビザの資格

申請者は、報道関係者としてビザの発給を受ける資格があることを証明しなければなりません。米国移民法では、I ビザは、報道、ラジオ、映画、出版に携わる外国報道機関の記者、撮影クルー、編集者、同種の職業に就く方など、その報道機関の活動に重要な「外国報道機関の代表」に該当するとしています。領事は申請者の活動が I ビザに適しているかを審査します。活動は本質的に報道性があり、概して最近の出来事の取材に関連したものでなければなりません。

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ということで、報道関係に携わる労働者で、しかも報道ならなんでもいいというわけではないんですね。
それじゃあ私には全く当てはまりません。
でも、当時の私はまさしく藁にもすがる思い。

「Iビザってどんなビザなんですかどうやったらとれるんですかどなたかお知り合いでそのビザを持ってる方いらっしゃるんですか?」
と矢継ぎ早に質問したところ、社長さんのお返事はこんなのでした。

「あれってフリーランスビザって呼ばれてるんですよね。簡単に取れるし、黙って働けばどこで働いても関係ないみたいだし」

いや。
違います。
それは違うんですけど、当時そういう認識が一般的だったのも事実です。そういわれてまわりの人の話をきいてみたところ、Iビザを取得して色んな会社で働いているデザイナーさんやライターさん、カメラマンさんや果てはミュージシャンまでいました。

ということで、その社長さんにお願いし、日本の支社長さんに便宜を図っていただいて、どうにかこうにか期限ギリギリでIビザを取得することができました。
もちろん、ジュエリーデザイナーなのに報道ビザなんて無理がありますよね。言い訳をするわけじゃないんですが(いえ。モロいいわけですけど)、その社長さんの依頼で、一応アメリカの情報を発信するフリーペーパーに毎日記事を書く事になったんです。
報酬は。

もちろん無料。
Iビザというステータスがその報酬です。
ステータスさえあれば御の字でしたよ。ホントに。
そんなわけで私のIビザ生活が始まりました。
ちなみにIビザの米国内でのステータスは半永久的。日本と行き来をするためだけに、最長5年ごとの更新が必要ですが、これがまためんどくさかった……。

posted by CHARA at 12:45 | Comment(0) | ジャーナリストビザI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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